『ひとりごと』(1月27日) ~最悪のことを想定する
数日前からの「最強寒波」による大雪で、各地で立ち往生する電車や車などの交通トラブルがまた発生しました。前の週からさんざん注意喚起がなされていたにもかかわらずです。
ここで大きな問題となるのが、複雑な要素が絡み合ったこととはいえトラブル発生後の会見にあるように、またしても鉄道や高速道路を管理する側の見通しの甘さとトラブル発生時の対応シミュレーションの不足があったと思われることです。管理者としては「想定を上回ってしまった・・・」ではなく、常に一段と良くない(最悪の)事態を想定したうえで、それを上回る対応を考え備えておく必要があるのは明白です。
この安全管理については幼稚園でも全く同様で、トラブルに際して「まあこれくらいなら大丈夫!?」と安易に妥協するのではなく、場合により【常に最悪のことを想定して考え行動する】ことが求められます。その一つの例として、毎月の避難訓練ではこれを最大のテーマにした訓練を想定しており、言うまでもなく幼稚園における園児の安全に関しては、私たちが最大の責任を持ち最優先に心掛け実行しなければならないのです。
大きな組織である公共交通機関と一幼稚園では規模は全く異なりますが、こと安全に関しての考え方と行動の基本が同じなのは間違いないでしょう。